2016/06/10

システマティックレビューの行い方 5月27日(水)のご報告

この回のエビ研は、「システマティックレビューの行い方」でした!

馬場先生から、システマティックレビューの特徴やプロトコルの作成、PubmedとMEDLINEやその他のDatabaseについて、Search StrategyやSiftingについて、NICEガイドラインやNCCMHについてなどなど、教えていただきながら、皆でディスカッションしました。

正直なところ、やっぱり大変だよなぁ、、、、と思いました。それと同時に、自分の関心のあることについて、このようにきちんとシステマティックにレビューをできたら、得るものもとても大きいだろうなぁ、とも思いました。

馬場先生、どうもありがとうございました!!!

2016/03/31

Cochrane ハンドブック 8章 3月18日(金)のご報告

ご報告をしていませんでしたが、Cochrane Handbookを読むエビ研、第8章を3月18日(金)に行いました。

第8章は
Assessing risk of bias in included studies
です。小竹さんがご担当くださいました!

母集団と標本集団の関係とか、外的妥当性、内的妥当性、CONSORT、PRISMA、STROBE、STARD、GRADE、QUADASなどの声明、バイアスについてなどでした。

小竹さん、お引っ越し前のお忙しい中、どうもありがとうございました!

2016/02/16

Cochraneハンドブック 次回は3月18日(金)10:30- 8章

エビ研でCochraneハンドブックを読もうの会が再開され、2/12(金)に21章を安藤さんが紹介してくださいました!

21章は、Reviews in public health and health promotionということで、全ての事象でRCTが有効なわけではないこと、データベースについて(医学だけではなく、心理学や経済学など多岐にわたる)、倫理と不平等について、アメリカでの社会実験的な介入(たとえばMoving to Opportunity in Boston)の話など、さまざまな話が出て、大変興味深かったです。
安藤さん、深みのあるご紹介をどうもありがとうございました。

次回は
日 時:2016年3月18日(金)10:30~12:00
Chapter 8  Assessing risk of bias in included studies
   (担当:小竹さん)
場 所:医学部3号館 3階S308

です。
8章は、2013年に抄読していた時にも皆で読んだ章ですが、ここは是非もう一度、ということで再度の登場です。

なお、2/12のエビ研の中で、いくつかサイトの紹介がありましたのでご紹介します。

Cochrane Public Health
http://ph.cochrane.org/

The Campbell and Cochrane Equity Methods Group
http://equity.cochrane.org/

Grand Challenges Canada
http://www.grandchallenges.ca/

Mental Health Innovation Network
http://mhinnovation.net/

COMET (Core Outcome Measures in Effectiveness Trials) Initiative
http://www.comet-initiative.org/

抄読やエビ研にご関心のある方はどなたでもいらしてください。
いらっしゃる際には、各自Cochrane handbookを入手しておいてください。
http://handbook.cochrane.org/

皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。

                   (文責:宮本有紀)

2016/01/29

Cochraneハンドブック 次回は2月12日(金)10:30- 21章

エビ研でCochraneハンドブックを読もうの会、再開しました。

次回は
日 時:2016年2月12日(金)10:30~12:00 
Chapter 21 Reviews in public health and health promotion 
   (担当:安藤さん) 
場 所:医学部3号館 3階S308 
です。

本日(1/29)は、久々にCochraneハンドブックの目次を眺め、
どの章を読んでみたいか、とか、以前のエビ研についてなど話しました。
2013年に、精力的に(?)みんなで読んでいき、
Part 2: General methods for Cochrane reviews は読み終え、
Part 3: Special topics の一つ(20章)だけ読んだところで
お休みしてしまっていたので、Special topics は読んでいないものばかりなのと、
2013年に抄読していた頃から時間があいてしまいましたので、
Part 2 も、担当したい方がいるものはもう一度読んでみることになりました。

というわけで、次回は2月12日(金)で21章(安藤さん)、
さらにその次は3月18日(金)で8章 Assessing risk of bias in included studies (小竹さん)
を予定しております。

皆でわいわい話しながら読んでいくというのは楽しいな、とあらためて思いました。
長らくお休みしていたエビ研を再開できたのは安藤さんのおかげです。
安藤さん、どうもありがとうございます。

抄読やエビ研にご関心のある方はどなたでもいらしてください。
いらっしゃる際には、各自Cochrane handbookを入手しておいてください。
http://handbook.cochrane.org/

皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。

                   (文責:宮本有紀)

2016/01/21

Cochraneハンドブックを読むエビ研再開します~ 2016年1月29日(金)10:30-

エビ研でCochraneハンドブックを読んでいたのに最近読んでないなーと思っていたら!なんと前回のハンドブック抄読は2013年9月でした。。びっくり。

というわけで、エビ研でCochrane、再開します。

まだ読み込むべき章も残っており、その抄読を再開することになりました。
ふるってご参加ください。
次回は、これまでの振り返りや今後の担当章を決めるなどの作業になるかと思います。

日時:1月29日(金)10:30-12:00
場所:医学部3号館3階 精神保健学・精神看護学分野S308

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
いらっしゃる際には、各自Cochrane handbookを入手しておいてください。
http://handbook.cochrane.org/

 皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。

2015/10/03

次回エビ研「海外のサマースクールで、疫学を学ぶ」2015/11/16(月)

気付けば2年もエビ研を開催していないままでした。
エビ研メンバーの何人もが日本や世界の各地で活動しはじめたこともあり、なかなか開催できておりませんでしたが、お久しぶりに、来月開催いたします。
安藤さん、ありがとうございます!!!

次回は、第86回エビ研となります。

テーマ:海外のサマースクールで、疫学を学ぶ
     〜選び方、助成の取り方から現地での過ごし方まで〜
日時:2015年11月16日(月)13時30分〜15時
場所:医学部3号館3階S308
話題提供者:安藤絵美子(精神保健学分野博士後期課程)

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
(文責:宮本有紀)

Cochraneハンドブック 第20章(2013/9/26エビ研)メモ

久しぶりにエビ研再開です!と思ってブログをひらいたら、
なんと、もう2年もお休みしていました!

しかも、前回(2013年9月26日)のエビ研の報告ものせていなかった。。。

というわけで、自分のためのメモとして、
過去の資料を取り出して、少しだけ書いておきます。

2013年9月26日のエビ研
Cochrane Handbook for Systematic Reviews of Interventions
第20章
Qualitative research and Cochrane reviews
でした。

この章ではQualitative evidence synthesis(質的統合)という言葉がたくさん出てきます!方法論はまだ議論の途上ということでした。

Key Points

  • 質的研究によるエビデンスは、システマティックレビューに政策上、実践上、そして当事者の意思決定上の価値を高める重用な役割を果たす。
  • コクランレビューに含まれている研究は関連して質的研究を行っていることが多そう。
  • 質的研究は、(1)情報源として、(2)強化するものとして、(3)拡張するものとして、(4)補完するものとして、コクランレビューに貢献できそう。
  • コクランレビューの目的や範囲に適した質的統合(qualitative evidence synthesis)の方法は多数ある。
  • 質的研究の統合(synthesis)はまだまだ議論中であり進化の途上である。The Cochrane Qualitative Research Methods Groupがこの分野の発展と方法論を議論するフォーラムを提供中。 

質的メタ統合論文の紹介がありました♪

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17233644
Noyes J, Popay J. Directly observed therapy and tuberculosis: how can a systematic review of qualitative research contribute to improving services? A qualitative meta-synthesis.  J Adv Nurs. 2007 Feb;57(3):227-43.

以上、メモでした。

2013/09/17

次回 Cochrane Systematic Review 9月26日(木)14:30-

前回(8/22)のエビ研は、前々回に引き続き、Review Manager (RevMan)演習でした。
今回は、すでに出来上がっている表からではなく、論文から入力すべき結果を探し入力するということを行いました。
ただ、やみくもに入力しても合ってるかどうかもわからないのでは困るため、すでに出版されているCochrane のSystematic Review を準備し、そこで含められているRCTを資料として使って練習する、という形にしました。(使った資料は末尾に載せておきます。)

個人的には、今回は前回よりもスムーズに入力と操作ができたといいますか、 RevManってすごくよくできてるのね、ということがわかった回でした。
ただ、自分で論文から結果を読み取りながら入力していくのは、大変だということが よくわかりました。(それはRevManの操作の問題ではない。。。)

次回予告です。
次回から、Part 3: Special topics に入ります。 やりたい部分をやりたい人が担当する、順番はどんな順番でもよし、 ということにします。

日 時:2013年9月26日(木)14:30-15:30
テーマ:Chapter 20. Qualitative research and Cochrane reviews
場 所:医学部3号館 3階 S308

ハンドブックはpdf版だと↓の
http://xa.yimg.com/kq/groups/18751725/96463393/name/0470699515.pdf
第20章(Qualitative research and Cochrane reviews)はp.571-591
です。各自ご準備をお願いいたします。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
(文責:宮本有紀)

前回(8/22)に使った資料

答え合わせに使ったCochrane Review:
独断で、当事者プロバイダー(病気の経験を有する人)と専門職によるサービス提供を比較したシステマティックレビューを選びました。
Pitt V, Lowe D, Hill S, Prictor M, Hetrick SE, Ryan R, Berends L.
Consumer-providers of care for adult clients of statutory mental health services.
Cochrane Database Syst Rev. 2013 Mar 28;3:CD004807. doi: 10.1002/14651858.CD004807.pub2.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23543537

実際に入力してみたデータ:
以下の2つの論文の結果を入力しました。
Bright JI, Baker KD, Neimeyer RA.
Professional and paraprofessional group treatments for depression: a comparison of cognitive-behavioral and mutual support interventions.
J Consult Clin Psychol. 1999 Aug;67(4):491-501.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10450619 

Rivera JJ, Sullivan AM, Valenti SS.
Adding consumer-providers to intensive case management: does it improve outcome?
Psychiatr Serv. 2007 Jun;58(6):802-9.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17535940

2013/08/01

次回 Cochrane Systematic Review 8月22日(木)13:30- (RevMan演習) 

前回(7/19金)のエビ研は、Review Manager (RevMan)演習でした。
基礎的な操作と数値の入力、ということで、RevManを講義で実際に操作したことのある方たちと一緒に数値を入力していました。
数値を入力していくと、美しくForest plotを作ってくれたり、Funnel plotを作ってくれたり、Fixed effect, Random effectsを選べたり、すごいー!!!という感じでした。
途中、サブグループを作るところは、私はうまくいかずに重複して作る形になっちゃったので、次回にまたやってみます。

次回予告です。
日 時:2013年8月22日(木)13:30-14:30
テーマ:Review Manager (RevMan)演習2
場 所:医学部3号館 3階 S308


次回は実際に論文から読み取って入力してみることをしてみたいと思っています。
(資料は準備します)

それぞれご自身のPCにRevManをインストールしてご参加ください。
下記のウェブサイトのDownloadというところから指示に従ってください。
http://ims.cochrane.org/revman

RevMan演習が終わった後に、ハンドブックのPart 3に入りたいと思います。ご自分の担当したい章があったらエビ研の時にお知らせください。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。資料の準備がありますので、可能であれば事前に宮本(yyuki-tky@umin.ac.jp)までご連絡いただけるとありがたいです。
(文責:宮本有紀)

2013/07/18

次回 Cochrane Systematic Review 7月19日(金)13:30- (再掲)

前回の記事から次回予告に関するところのみ再掲します。
(1ヶ月以上記事の更新がないと広告が表示されてしまうため。)

次回予告です。
日 時:2013年7月19日(金)13:30-14:30
テーマ:Review Manager (RevMan)演習
場 所:医学部3号館 3階 S308


それぞれご自身のPCにRevManをインストールしてご参加ください。
下記のウェブサイトのDownloadというところから指示に従ってください。
http://ims.cochrane.org/revman

次回はまずは基礎的な操作ということで数値を入力したり、RevManを操作してみます。
またその次の回にでも、実際に論文から読み取って入力してみることをしてみたいと思っています。(次々回の日程は次回決めます。)

RevMan演習が終わった後に、ハンドブックのPart 3(13章以降)に入りたいと思います。
ご自分の担当したい章があったらエビ研の時にお知らせください。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
                 (文責:宮本有紀)